MENU

DCA-25LSKBの「LS・K・B」とは?デンヨー発電機の型式の見方と超低騒音型の選び方

デンヨーDCAの型式は、「DCA+数字+2文字+1文字+1文字+末尾」の順に区切って読みます。DCA-25LSKBなら、60Hz時の出力が25kVAです。LSは第3次排出ガス対策型の指定機で超低騒音型または低騒音型、Kはクボタまたはコマツのエンジン、Bはビッグタンク搭載エコベースを表します(デンヨー総合カタログ)。

超低騒音型は、国土交通省の低騒音型建設機械のうち、騒音の測定値が基準値から6dBを引いた値を下回る型式で、専用の標識を表示できます(国土交通省 規程 第10条)。現行カタログでは、US型とMZ型はすべて超低騒音型、LS型は機種によって超低騒音型か低騒音型です。ただし、型式で分かるのはカタログ上の区分までです。その現場で使えるかは、工事の仕様書と、国土交通省の指定一覧・機体の標識、旧型なら年式もあわせて確かめます。この記事は、可搬型ディーゼル発電機を中古で買う・借りる前の現場責任者・購買担当の方向けで、キュービクルなどの据置型は対象外です。

DCA-25LSKBの型式をDCA・25・LS・K・B・末尾(なし)に区切り、それぞれの意味を書き添えた分解図
目次

型式は6つに区切って読む|DCA-25LSKBを分解

デンヨー総合カタログの「型式説明」に沿うと、DCA-25LSKBは「DCA|25|LS|K|B|末尾なし」と区切れます。

DCAと数字|方式と60Hz時の出力

DCAは「ディーゼルエンジン・ダイレクト・カップリング方式・交流発電機(4極)」を表す、シリーズ共通の記号です。続く数字は60Hz時の出力で、「25」なら60Hzで25kVAです(デンヨー総合カタログ)。kVAとは、発電機が一度に出せる電気の大きさ(出力)の単位です。50Hz地域では下がり、DCA-25LSKBの三相出力は50Hz時20kVAです(同)。容量の考え方は、別記事「発電機の容量(kVA)の選び方|必要容量の計算と「始動電流」の落とし穴」で解説しています。

2文字の記号|排出ガスと騒音の区分

数字の後の2文字は、排出ガス対策の区分と騒音の区分を表します。現行カタログの説明は次のとおりです(デンヨー総合カタログ)。

  • LS:第3次排出ガス対策型建設機械指定機/超低騒音型または低騒音型
  • US:第3次排出ガス対策型建設機械指定機/極超低騒音型(ウルトラサイレント)
  • MZ:第3次排出ガス対策型建設機械指定機/静音発電機マーリエ
  • ES:第2次基準値排出ガス対策型エンジン搭載機/超低騒音型または低騒音型
  • SP:排出ガス対策型建設機械指定外機・低騒音型(DCA-1100SPK・1100SPM2は低騒音型の指定を受けていません)

第3次排出ガス対策型建設機械指定機とは、国土交通省の制度で、第3次の基準値に基づいて指定された機種です。SPは、現行カタログではDCA-610SPKなど610kVA以上の大型機の記号です。旧型にはDCA-25SPKのような小〜中型のSP型式もあり、その一部は第2次基準値の排出ガス対策型の一覧に載っています(国土交通省 排出ガス対策型建設機械指定状況)。

仕様表では、低騒音型の指定を受け、超低騒音型の標識を表示できる型式(以下、超低騒音型)に●、低騒音型に○が付いています(デンヨー総合カタログ)。LSは「超低騒音型または低騒音型」なので、LSだけで超低騒音型とは決まりません。たとえばDCA-300LSK・300LSKEは○(低騒音型)です(同 仕様表)。

次の1文字|エンジンのメーカー

  • I:いすゞ
  • K:クボタまたはコマツ
  • M:三菱重工業
  • Y:ヤンマー

その次の1文字|ボディタイプ

  • 無印:ノーマルベース
  • E:エコベース
  • B:ビッグタンク搭載エコベース

エコベースとは、発電機と一体になった土台です。漏れたエンジンオイルなどをベースに溜め、外部への流出を抑えます(デンヨー総合カタログ)。Bは、エコベースに大容量の燃料タンクを載せたものです。MZ(マーリエ)では、エンジンとボディの記号が省略されます。

イメージ図(イラスト):DCA-25LSK(ノーマルベース)・DCA-25LSKE(エコベース)・DCA-25LSKB(ビッグタンク搭載エコベース)の比較。本体は同じで、台の高さが違う

末尾|2・3・-D・-D2

  • 無印:一般仕様
  • 2:改良履歴で、第2型を表す(例:DCA-45LSKE2)
  • 3:USシリーズの第3次排出ガス対策型建設機械指定機(エコベースのUSEシリーズでは省略)
  • -D:三相・単相3線同時出力機(サイマルジェネレータ)

サイマルジェネレータとは、三相と単相を切り替えずに同時に使える発電機です。-D2は-Dの第2型です。カタログの「NEWサイマルジェネレータ」には、-D2の型式(DCA-25LSKE-D2など)と、ビッグタンク搭載の-D型式(DCA-25LSKB-Dなど)の両方が入っています(デンヨー総合カタログ)。「2」の有無だけで新旧を決めないでください。

分解の練習|2つの型式を読む

  • DCA-45LSKE-D2:45|LS|K|E|-D2。エコベースの同時出力機で、第2型
  • DCA-25USIB3:25|US|I|B|3。いすゞエンジンでビッグタンク搭載エコベースのUS型で、第3次指定機

読み違えやすい5つの落とし穴

落とし穴① ESの「E」はエコベースではない

DCA-60ESI2のEを、エコベースと読むのは誤りです。ESは2文字でひとつの記号で、第2次基準値の排出ガス対策型エンジン搭載機を表します(デンヨー総合カタログ)。

ES機は、直轄工事での扱いにも注意が必要です。カタログは現行のES機(DCA-60ESI2など)に、「指定を受けておりませんので国土交通省直轄工事にはご使用になれません」と注記しています(デンヨー総合カタログ)。一方、国交省の第2次基準値の一覧には、DCA-60ESI2を含む多くのES型式が載っています(国土交通省 排出ガス対策型建設機械指定状況)。小型のDCA-13ESY・13ESYBは、第3次の一覧に載っています(同。DCA-13ESYは第2次の一覧にも載っています)。

国交省の指定要領は、第2次基準値の指定機について「平成23年6月30日までに製造されたもの」を排出ガス対策型建設機械として取り扱うとしています(国土交通省 排出ガス対策型建設機械指定要領 附則)。同じ型式名でも、製造時期で扱いが変わるということです。中古のES機を直轄工事で使うなら、年式と指定ラベルを確かめ、発注者が認めるかを事前に確認してください。

落とし穴② 「K」はクボタとは限らない

DCA-25LSKはクボタ、DCA-150ESK・220ESKはコマツのエンジンです(デンヨー総合カタログ 仕様表)。エンジンのメーカーは、1文字で決めつけずに仕様表で確かめます。

落とし穴③ US型は末尾の「3」で排出ガスの次数が変わる

国交省の一覧では、DCA-25USIB3・25USIE・45USKB3など、最後が「3」か「E」のUS型は第3次の一覧に載っています。「3」が付かない旧型のDCA-25USI、DCA-25USIB、DCA-25USI2などは、第2次の一覧です(国土交通省 排出ガス対策型建設機械指定状況)。USI2の「2」は、第2型の意味です。

例外として、小型のDCA-13USYとDCA-15USYBは、「3」が無くても第3次の一覧に載っています(DCA-13USYは第2次の一覧にも載っています)。記号は目安で、最終確認は国交省の一覧です。第2次の一覧の型式は、落とし穴①と同じく2011年6月30日までの製造分が対象です。

落とし穴④ 現行カタログにない記号は推測しない

国交省の低騒音型の指定一覧には、DCA-45ESH・DCA-6LSX・DCA-400ESV・DCA-110SPNのように、現行カタログの型式説明にない記号(H・X・V・N)を持つ型式もあります(国土交通省 低騒音型・低振動型建設機械 指定一覧)。意味は推測せず、メーカーに確認してください。

落とし穴⑤ 北越工業SDGは記号の体系が違う

北越工業(AIRMAN)のSDGは体系が違い、公式サイトでは「L」はリークガードのシリーズ名(SDG-L。大容量燃料タンクを載せたものはSDG-LX)、極超低騒音仕様はSDG-Z/ASシリーズです(北越工業 SDGシリーズ)。区分は製品ページの表示(例:SDG25S-3B1は排出ガス第3次・騒音「超」)で確かめ、末尾の-3B1などの意味は推測しないでください。日本車輌NESも体系が別です。

「超低騒音型」とは|国の騒音区分は2つだけ

国土交通省の「低騒音型・低振動型建設機械の指定に関する規程」は、騒音の測定値が基準値以下の型式を、低騒音型建設機械として指定することができるとしています(国土交通省 規程 第2条)。指定は型式ごとなので、型式名が分かれば、国交省の一覧で指定を確かめられます(超低騒音型かどうかも備考欄で分かります)。

騒音の区分は、低騒音型と、その中で一段静かな超低騒音型の2つだけです。デンヨーが「極超低騒音型」「静音発電機」と呼ぶUS型・MZ型も、仕様表では●(超低騒音型)です(デンヨー総合カタログ)。

基準値は「音響パワーレベル」で決まる

発動発電機の騒音基準値は、エンジンの出力(機関出力)で2段階に分かれます(国土交通省 規程 別表第一)。

  • 機関出力55kW未満:98dB
  • 機関出力55kW以上:102dB

超低騒音型の標識を表示できるのは、基準値から6を引いた値を下回る型式です(同 第10条2項)。55kW未満なら、92dBを下回ることが条件です(筆者計算)。

測るのは音響パワーレベルで、機械そのものが出す音のエネルギーの量です。発動発電機は、無負荷定格回転(60Hz)で測ります(国土交通省 騒音の測定方法の告示)。無負荷とは、電気を使う機器をつないでいない状態です。

たとえばDCA-25LSKEは、エンジン定格出力が23.7kW(60Hz)で98dBの区分です。仕様表の音響パワーレベルは88dBで、92dBを下回っています(デンヨー総合カタログ 仕様表、筆者計算)。

標識は青地に黄色の文字。表示は任意

標識は、機械の側面の見やすい箇所に「表示することができる」とされています(国土交通省 規程 第10条)。地が青色、文字が黄色、その他が白色で、外円の直径は80mm以上です(同 別記様式第4号・第5号)。

表示は任意なので、標識が無いだけでは指定外と言い切れません。標識があっても、年表記が「’89」の旧シールは指定取消の対象で、低騒音型とはみなされないとする自治体の案内もあります(川崎市)。実際の扱いは発注先に確認し、型式で国交省の一覧を見るのが確実です。

国土交通省の低騒音型(様式第4号)と超低騒音型(様式第5号)の標識の見本。地は青色、文字は黄色、その他は白色

カタログの「7m値」と国の基準値は物差しが違う

デンヨーの仕様表には、騒音の数字が2種類あります(デンヨー総合カタログ 仕様表の脚注)。

  • 騒音値 7m dB(A):音圧レベル。無負荷時に、7m離れた四方向で測った平均値
  • LwA dB:音響パワーレベル。無負荷定格回転(60Hz)時の値

音圧レベルとは、機械から一定の距離の点での音の大きさです。国の基準値と同じ物差しは、LwAのほうです。

日本建設業連合会の資料は、両者の違いを「暖房器具のワット数と室温くらい異なる」とたとえ、取り違えると7mの場合で25dBの違いになるとしています(日本建設業連合会 A040_0300)。DCA-25LSKEの7m値63dB(60Hz)を基準値98dBと比べ、「35dBの余裕がある」と読むのは誤りです。比べるなら、LwAの88dBです。

25kVAクラスは全部「超低騒音型」でも7m値に差がある

デンヨーの25kVAクラスのうち、同時出力機(-D)を除く6機種です。7m値は50Hz/60Hz、LwAは60Hzで、いずれも無負荷時の値です(デンヨー総合カタログ)。

  • DCA-25LSK:7m 59/64dB(A)、LwA 89dB、●
  • DCA-25LSKE:7m 61/63dB(A)、LwA 88dB、●
  • DCA-25LSKB:7m 57/61dB(A)、LwA 87dB、●
  • DCA-25USIE:7m 51/53dB(A)、LwA 80dB、●
  • DCA-25USIB3:7m 49/54dB(A)、LwA 80dB、●
  • DCA-25MZ(マーリエ):7m 43/47dB(A)、LwA 76dB、●

6機種すべてが●(超低騒音型)です。それでも7m値は、50Hzで43〜61dB(A)、60Hzで47〜64dB(A)と差があります。周波数でも値が違う(DCA-25USIB3は50Hzで49、60Hzで54dB(A))ため、使う地域の周波数にそろえて比べてください。

デンヨー25kVAクラス6機種の7m騒音値(50Hz/60Hz)を並べた横棒グラフ。音圧レベル・無負荷時7m四方向平均(デンヨー総合カタログ)

距離が2倍になると約6dB下がる(計算上の目安)

同資料は、機械を点音源(1点から音が出ているとみなすこと)とした場合の、距離と騒音レベルの式を示しています(日本建設業連合会 A040_0300)。この式で計算すると、距離が2倍になるごとに約6dB下がります。DCA-25LSKEの7m値63dB(60Hz)なら、14mで約57dB、28mで約51dBです(筆者計算)。

これは建物の反射や遮蔽物、他の機械の音、負荷運転時の音を考えない単純計算で、カタログ値も無負荷時の値です。現場の騒音を約束する数字ではなく、機種や置き場所を比べる目安として使ってください。

発電機からの距離と騒音の目安。7mで63dB、14mで約57dB、28mで約51dB。DCA-25LSKE・60Hz・無負荷時の計算上の目安

超低騒音型の選び方|確認する5つの順番

① 仕様書・発注者の指定を先に確認する

最初に見るのは、機械ではなく工事の仕様書です。

  • 国の土木工事共通仕様書(案)は、エンジン出力7.5kW以上260kW以下の可搬式発動発電機に、排出ガス対策型建設機械等の使用を求めています(国土交通省 土木工事共通仕様書(案)1-1-1-35)
  • 同仕様書は、設計図書で低騒音型の使用を義務付けている場合、指定機を使うよう定めています(同)
  • 騒音振動対策技術指針は、可搬式の発動発電機は「低騒音型建設機械の使用を原則とする」とし、「騒音,振動の影響の少ない箇所に設置しなければならない」としています(国土交通省 騒音振動対策技術指針 第19章)

自治体工事や民間工事は、それぞれの仕様書によります。低騒音型か超低騒音型か、排出ガスの次数に指定があるかを、書面で確かめてください。使えるかの最終判断は、仕様書と発注者の指示によります。

② 夜間・住宅地なら「US」「MZ」を検討する

カタログは、夜間工事や住宅街の現場、イベント会場など騒音にシビアな現場向けに、US型とMZ型を挙げています(デンヨー総合カタログ)。25kVAクラスの7m値の差は、前の章の一覧のとおりです。

③ 長時間運転なら燃料タンク「B」

カタログは、Bを山間部や離島など頻繁に給油できない場所に最適としています(デンヨー総合カタログ)。燃料タンクの容量を、75%負荷時の燃料消費量で割ると次のとおりです(筆者計算、50Hz/60Hz)。

  • DCA-25LSKE(70L):約17.9時間/約14.3時間
  • DCA-25LSKB(175L):約44.9時間/約35.7時間

US型も、DCA-25USIE(80L)の約17.8時間が、DCA-25USIB3(198L)では約44.0時間になります(60Hz、筆者計算)。タンクを使い切る前提の計算上の目安で、実際は残量に余裕を持って給油します。消費量は負荷の大きさでも変わります。

④ 油の流出を抑えたいならエコベース「E」

漏れた油の外部への流出を抑えたい現場では、エコベースのEかBを選びます。新品定価は無印<E<Bの順に上がります。価格の見方は、別記事「中古発電機の価格相場はどう見る?新品・中古・買取の「価格の段」で分かる13〜220kVAの掲載例と値段の差の理由」をご覧ください。

⑤ 三相と単相を同時に使うなら「-D」

標準機の三相と単相は切替式で、同時には使えません。同時に使うなら、-D(サイマルジェネレータ)です。単相3線の出力(50Hz/60Hz)は、NEWサイマルジェネレータのDCA-45LSKE-D2が29/33kVA、従来機のDCA-45LSKE-Dが25/30kVAです(デンヨー総合カタログ)。詳しくは、別記事「発電機の容量(kVA)の選び方|必要容量の計算と「始動電流」の落とし穴」で説明しています。

在庫は[リンク:在庫一覧(型式で探す)]から型式で探せます。

中古で型式を確かめる4つの手順

中古機の確認ポイント全体は別記事「中古発電機を買う前に確認する7つのポイント|アワーメーター・絶縁抵抗・エンジン状態」にまとめ、ここでは型式に関わる確認だけを見ます。

手順1 銘板の写真で型式と製造番号を読む

銘板とは、型式や製造番号が書かれた機体のプレートです。当社は在庫を、「型式+製造番号」の組み合わせで1台ずつ区別しています。製造番号だけだと、別の機種と番号が重なることがあるためです。ES機や「3」の付かない旧型US機では、年式(製造時期)も直轄工事での扱いに関わります。

イメージ図(イラスト):発電機の銘板。型式DCA-25LSKBと、ぼかした製造番号の位置を示した図

手順2 仕様表と国交省の一覧で照合する(「○」の意味が逆に注意)

型式を区切り、デンヨー総合カタログの仕様表で●(超低騒音型)か○(低騒音型)かを見ます。現行カタログにない旧型は、メーカーに確認します。

国交省の一覧は、騒音が「低騒音型・低振動型建設機械 指定一覧」、排出ガスが「排出ガス対策型建設機械指定状況」(第3次・第2次)です。騒音の一覧では、備考欄に「○」がある型式が、超低騒音型の標識を表示できる型式です(国土交通省 低騒音型・低振動型建設機械 指定一覧)。

デンヨーの仕様表では○が低騒音型、●が超低騒音型なので、同じ○でも意味が逆です。たとえばDCA-25LSKEは、国交省の一覧では備考欄に○、仕様表では●です。DCA-300LSKは、一覧の備考欄が空欄で、仕様表では○です。

手順3 標識と防音材を見る

中古機の標識は、販売店の方針や前の使用者の扱いで、残る機体と無い機体に分かれます。当社の製品化では、レンタル・リース会社の管理番号や社名入りのステッカーは剥がし、メーカー純正や注意喚起のシールは残します。

実際の静かさは防音材(スポンジ)の状態にも左右されるため、扉の裏やマフラー周りのスポンジの欠けや崩れも見てください。当社は洗車の際、防音材に高圧洗浄を至近距離で当てず、広角で軽く何度かに分けて洗います。崩れると粉がいつまでも出続けるデリケートな部材だからです。

イメージ図(イラスト):防音材(スポンジ)の確認箇所。扉の裏とマフラー周り、良い状態と欠け・崩れの比較

手順4 オプションと改造は現車で確かめる

型式で分かるのは、カタログ上の仕様までです。当社も仕入れでは、現車で端子・切替の動作・オプション装備を確認しています。分電盤内蔵のように、同じ型式でも仕様が分かれるためです。

よくある質問

Q1. 書類に「極超低騒音型」と書かれていたら、どう判断しますか

国の騒音区分は、低騒音型と超低騒音型の2つです。「極超低騒音型」はメーカーの呼び方(デンヨーの「極超低騒音型」、北越工業の「極超低騒音仕様」など)で、国の区分ではありません。国の指定か、特定の機種か、dB値か、何を求めているのかを発注者や元請けに確認してください。

Q2. LS型とUS型は、同じ25kVAなら出力も同じですか

三相出力は、DCA-25LSKEもDCA-25USIEも50Hz時20kVA/60Hz時25kVAです(デンヨー総合カタログ)。違いは、静かさ、燃料タンク、重さです。エンジンのメーカーも違います(LSKEはクボタ、USIEはいすゞ)。

Q3. 発電機は騒音規制法の対象ですか

騒音規制法の特定建設作業(施行令 別表第二)には、発動発電機は挙がっていません。挙がっているのは、くい打機、さく岩機、空気圧縮機(電動機以外の原動機を用いる定格出力15kW以上のもの。さく岩機の動力を除く)などです。ただし、工事の仕様書や自治体の条例・指導、近隣との取り決めで静かさを求められることがあります。

まとめ

  • 型式は「DCA+数字+2文字+1文字+1文字+末尾」で区切る。ESのEはエコベースではなく、Kはクボタとは限らない
  • US型は末尾の「3」まで読み、ES機や旧型US機は年式も確かめる。-Dは「2」の有無だけで新旧を決めない
  • 国の騒音区分は低騒音型と超低騒音型の2つ。基準は音響パワーレベルで、7m値とは比べない
  • 国交省の一覧の「○」は超低騒音型、デンヨーの仕様表の「○」は低騒音型
  • 選ぶ順は、仕様書の指定、現場の条件(US・MZ)、燃料タンク(B)、エコベース(E)、同時出力(-D)
  • 中古は、銘板と年式、仕様表と国交省の一覧、標識と防音材、現車の仕様で確かめる

型式プレートの写真で、読み方と候補をご案内します

在庫の発電機は、型式から探せます。

[リンク:在庫一覧(型式で探す)]

型式が読めない機体は、型式プレート(銘板)の写真をお送りください。型式と製造番号の両方が写っていると確実です。カタログと国交省の一覧で分かる範囲で、記号の意味と指定の状況をお調べします。仕様書の指定区分、使用地域(50Hz/60Hz)、三相・単相の使い方、夜間作業の有無も添えていただければ、条件に合う型式の候補もご案内します。

借りるか買うかで迷っている場合は、別記事「発電機は年何日置くと「買った方が得」?レンタルと中古購入の損益分岐を25kVAで試算」もご覧ください。

参考にした資料

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

とある建機販売会社に勤務。
整備や販売の現場に日々携わっています。
実際に機械を見て、触ってきた経験をもとに、購入、買換え、メンテナンスなど役立つ建機情報を分かりやすくお届けします。

目次